重陽の節供飾り「茱萸嚢」を作ろう!

茱萸嚢
1月1日、3月3日、5月5日など、奇数(陽数)が重なる日は縁起が良い日として、祝われてきましたが、その陽数が最も大きくなる日が9月9日です。
ただし、縁起の良い日であると同時に、この日以降「陽」の力が弱まってしまうため、用心しなければなりません。
そこで昔から飾られていたのが、菊の花と、「茱萸嚢(しゅゆのう)」と呼ばれる匂い袋です。
これは、中国の故事に由来するもので、その昔、恒景という人が、疫病神と対峙した際に、「呉茱萸」の入った赤い裂の袋を肘にかけ、高い所に登り、菊の花の入った酒を飲んだところ、疫病神を退けることができたという話(諸説ありますが)に倣って、茱萸嚢と菊という組み合わせが、日本でも取り入れられたと言われています。
5月の端午(菖蒲)の節供に飾られていたよもぎの薬玉は、疫病や邪を払うのに菖蒲やよもぎを用い、9月の重陽の節供に飾られていた茱萸嚢は、災厄を除き長寿を祈る風習として飾られていました。
講座について
今回は、その故事に倣い、重陽の節供飾りである「茱萸嚢」を、文化3年に発刊された懸物図鏡を参考にしながら、みんなで作ります。
袋を縫うところから(簡単です!)、中の香りの調合まで、全てご自身でやっていただけます。
開催日時
- 2021年8月18日(水)
- 2021年8月21日(土)
全日10時30分から12時00分まで(10時00分開場)
講師
願隆寺の香司が担当します
開催場所
願隆寺 奥の広間(名古屋市中村区鳥森町6-142)
※ 駐車場20台ございます
参加費
7,000円 (材料費込)
お釣りのないようご用意いただけますと大変助かります
持ち物
筆記用具
キャンセルポリシー
材料やお茶菓子を用意しております。キャンセルの場合は、前日半額、当日全額とさせて頂き、次回のレッスン時にお見本をお渡し致します。
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