【一昼夜念仏・万灯会】特別企画その1（一光三尊仏）

一昼夜念仏・万灯会10周年を記念いたしまして、『一光三尊仏、御三卿像、聖徳太子（黒駒の太子）の御開帳』をいたします。
本記事では、一光三尊仏のご紹介をさせていただきます。

一光三尊仏

公開時間　※往生礼讃勤行中を除く
11月9日(土)　 16:00~21:00
11月10日(日)　 9:00~14:30

今から約1400年前インドから朝鮮半島の百済（くだら）国を経て、
仏教伝来とともに伝えられた日本最古の仏像と言われる一光三尊仏です。
阿弥陀如来を中心に観音菩薩と勢至菩薩が並ぶ仏像です。

難波の堀江へと打ち捨てられていた一光三尊仏を、信濃国司の従者として都に上った本田善光さまが
信濃の国へとお連れしました。お寺は、本田善光さまの名を取って「善光寺」と名付けられました。

善光寺は分け隔てなく万人を救済してくれるお寺として、庶民の広く深い信仰を集めています。
ご開山親鸞聖人も善光寺に参拝し、ご仏徳を深く心底に感得されました。
その後、夢のお告げによって善光寺から一光三尊仏を建立したお寺（栃木県真岡市高田）に
ご本尊としてお迎えされたことが真宗高田派の起こりとなりました。

願隆寺では令和4年より信州善光寺より勧請された一光三尊仏をお祀りしています。
秘仏として内厨子（うちずし）に安置されており、普段は直接お姿を拝むことはできません。
年に一度の御開帳の時だけ、特別にお姿を拝むことができます。